仕事には色々悩みが付き物ですが、未経験者経理に
就いたらどんな悩みが出てくるでしょうか?
私は、25歳で地方銀行から経理に転職をしました。
現在は上場子会社の経理を3社経験しておりますがこれまでに未経験から経理に就いてさまざまな悩みに直面しました。
恐らくこれからも新しい悩みに直面と思いますが、個人差はありますが未経験者が経理に就いてから経験するであろうさまざまな悩みをご紹介します。
これが正しいというわけでは無いですが、私なりの考えも載せておきます。
事前に知っておくと違ったり、他でも同じなんだなーと思う事で気持ちが軽くなると思いますので未経験者で経理に内定中の方や現在経理のお仕事をされている方の参考になったら嬉しいです。
★簡単なプロフィール★
経理部経理マンです。
父親の影響もあって新卒で地方銀行に入行しました。
ノルマ必達の顧客本位とは言えない無いお願いセールスにやりがいを感じない毎日でした。
何もスキルが身につかない恐怖を感じ、専門的知識を活かす仕事をしたいと思い経理に転職しました。
経理に転職してからは、働きやすくなり定時退社も多く、経理スキルUPの為日々自己研鑽に励みながら目標を持って仕事が出来ています。理想の働き方が出来ています。
現在は上場子会社の経理部に勤務しております。
★経理職の転職活動による内定実績★
6社内定
- (当時)東証一部上場企業1社(IT)
- (当時)ジャスダック上場企業1社(専門商社)
- 上場子会社4社(エネルギー、自動車、建設2社)
★保有資格★
建設業経理士1級、日商簿記2級、ファイナンシャルプランナー技能士2級
★業務効率化★
ExcelVBAを駆使して年間100時間業務効率化成功
この記事を読んで分かる事!
☑未経験者が経理で直面しやすい悩みが分かります
☑直面した時の私はその時こうしたについて分かります
最初に任される業務について
未経験者が最初に任される業務は、会社にもよりますが恐らく、社員の立替経費の経費精算のチェックと日次、定時の支払い業務になるかと思います。
最初のうちは新鮮で特に何も思う事無く業務をしていても、半年や1年もすると慣れて来ます。
悩み:
慣れてくると向上心がある方ですと早く決算に絡みたいやもっと新しい業務をやりたいという焦りや悩みが出てきます。
私からアドバイス:
立替経費は支払業務は慣れて来ると単調に思うかもしれないですが非常に重要な業務だと認識してください。
経費精算のチェックを行っていると社員の立替経費の内容からどんな営業活動をしているのか、何に経費がかかりすぎているのか、仕事を沢山いただいている会社はどこか、自社の社員の部門と名前を肌感覚で憶えていきます。
申請内容の件で修正や質問がある時は申請者に連絡をする事で関わりを持つ事も出来ます。
支払業務では、自社がどういった内容の物を購入して営業活動をしているのかという事を請求書の内容から現場の創造をする事が出来ます。
私は、理解を補う為にときどき売上原価に当たる現場の購入内容をネットで画像検索をしてイメージを掴むようにしています。
経理は現場のイメージを持つ事が難しい為請求書の内容はそのイメージを膨らます宝庫になっています。
支払い先の会社を覚える事で街中でその会社の存在に気付いたり自分の会社の業界でどんな役割をしている会社のなのか創造する事が出来ます。
これらの目線は、経理業務を社内で行っていく上で非常に重要ですのでこの点を意識しなおして見るのも良いかと思います。
もし3年後、5年後も全く業務内容が増えて行かないようであれば、転職をしたい場合は個人の自由ですがその際は、焦らず業務内容以外の今いる自分の会社の良い点(人間関係や給料や福利厚生や会社の業績)等を十分に天秤にかけて行う事をおすすめします。
その際の私の経験上経理で転職おすすめなサイトです!Twitter上でも支持されています!
経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】定時上がりについて
未経験者が経理に入社すると、まだ出来る業務が少ない為定時で帰る事が多くなります。
最初のうちは定時で帰れるから楽だなと思うと思います。
悩み:
給料日明細を何回か見ているうちに残業代が無いから手取り額を見てもう少し給料が欲しいと思いもっと残業をして残業代が欲しいと思うようになります。年齢が若いとなおさら思います。
私からのアドバイス:
目先の残業代を追いかけて残業時間を求めるのを止めて、長期目線で自己成長に時間をかけようと思いました。
もっと仕事を覚えたいので自分も残業しますとやる気を上司に伝えるのは良いかもれないですが、経理は収益上げないコスト部門な為、そもそも残業代はあまりかけたく無い側の部門になります。
その為、私は定時で帰った後は家でExcelの勉強をしていました。今思い返すとこれが大正解でした。
この時のおかげてExcelが好きになりました。
今はExcelで業務効率化も出来るようになり仕事も以前よりも楽しく、楽に働けるようになりました。
経理では、Excel以外にも日商簿記2級より上位資格の勉強や税務の勉強等これから業務で必要な知識が山ほどあります。
余裕のある今のうちに勉強をして知識を付けておくと後々自分を楽にさせてあげられるので強くお勧めします。
どうしても給料を増やしたいのであれば、会社の社内規定で副業について調べて見ると良いと思います。
現場の仕事にもアンテナについて
経理業務の処理をする上で確認等から色んな部署の方をお話をします。
もちろん現場の方とも話す機会があります。
悩み:
現場の方と話す時に自分の専門領域じゃないから言っている意味が理解が出来ない、、
私からのアドバイス:
細かい事は分からなくても、現場がどんな事をしているのか日々知る努力をする事が大切です。
長年やっていると分かってくる部分もあると思いますが、最初は特に大変です。
私も日々現場の方がどんな仕事をしているのアンテナは張るようにはしております。
大手は分かりませんがおそらく特に経理の方が現場の研修を受ける等の機会は特にありません。
現場の方と直接お話を聞いて知れたら一番良いですが、中々そのような機会も難しいです。
その為、支払請求書の中身を意識して見てみる、どんな会社へ売上、どんな会社から仕入れているかで業界の立ち位置を知ってみる、インターネットで業界について検索してみる、YouTubeで業界の動画から情報を得たり、書籍や現場の方の取得する資格、社内のポータルサイト等、自分で知ろうと思えば方法はいくらでもあります。
経理だから分からないでは無く、日頃から現場の仕事について意識して取り組む事が大切です。
書類の全体の流れについて
色んな部署からの書類が最終的に経理に回って来てチェックをします。
書類のフローが複数の部門を通って来るものもあります。
悩み:
チェックをしてて気になった部分があるけどこれはどこの部署の人に確認したら良いだろう?書類の全体の流れが分からないな、と思うと思います。
私からのアドバイス:
最初は先輩に相談して、確認する部署へ連れてってもらいましょう。
経理や他部署がどんな業務をしているのか知る事を意識する事が大切です。
経理は、他部署がどんな業務をしているのか知っていればいるほど仕事が理解しやすくなります。
長くやっていると少しずつ分かって来る部分もありますが、他部署の業務にアンテナを張っておくことが大切だと思います。
その後一人で色んな部署の方に確認しに行くようになったら、少し勇気を出して【勉強不足ですみませんが今後の為に教えていただきたいのですが、これはこういう事なのでしょうか?】とどんどん質問をしてみると良いと思います。
そういう事なんだ!と想像していた部分が繋がって来る事があります。
ここはコミュニケーションの部分な為、苦手な方には難しい部分かと思います。偉そうに書いてますが私はそこまで得意な方では無い部分な為少しずつ色んな部署の方をコミュニケーション取れるようになるといいなと思って意識して業務を行っています。
会計処理について
簿記の勉強をしてから経理に就く方が恐らく多いと思います。
日常で自分で仕訳を起こしたり人の起こした仕訳を見る事も沢山あります。
日常での仕訳の理解は簿記を勉強していたらベースは問題無いですが、自分起こしていない仕訳を見て、???どういう事だろうという事が出てくると思います。
悩み:
①マイナスで勘定科目って入力するの?
②この仕訳って何で発生したんだ?
③勘定科目どっちが正しい?
私からのアドバイス:
簿記の知識はあくまでベースであって、実務は実務と思いましょう。
①人によってはその時の理由等からマイナスで勘定科目を入れる事もあります。
簿記の勉強ではマイナスで勘定科目が発生するイメージは無かったと思いますが実務ではあります。
例)例えば私が見た事あるのは、司法書士事務所へ支払いをする際に源泉所得税を400円引いて払う場合、簿記の知識の感覚ですと源泉所得税を貸方にプラス400円で仕訳を起こす考えになりますが、人によっては借方にマイナス400円で源泉所得税を入れる方もいます。
起きる仕訳は結局貸方にプラス400円の源泉所得税になるのでイコールになります。
この感覚を持っておくことが実務では必要になります。
②この仕訳って何で発生したんだ?
実務では何でこの仕訳が発生した時に考えても分からない時があります。
その時は先輩に質問してみるといいですが、会計システム上便宜的に起こる仕訳もあるという事を知っておきましょう。
③勘定科目どっちが正しい?
業界や会社によって日頃仕訳を起こす時に使用している勘定科目の名称が異なってきます。
どっちの勘定科目を使用するか悩んだ時は、その会社のこれまでの継続性の原則から使用している科目もありますので過去の仕訳を見てみると良いと思います。
後は、上司のこれまで起こす時に使用していた慣習から選定されている科目もあります。
最初は慣れないかもしれなですが、少しずつ慣れて行きますので大丈夫です。私は仕訳で分からない時は、メモに仕訳を書いてここの仕訳で理解に悩んでおりますと相談する時は書いて聞いてます。
税務について
実務では、これは交際費精算ですが?経費精算ですか?と他部署の方に聞かれる事や、消費税の税区分はどうしますかと聞かれる事もあると思います。
簿記の勉強をして未経験者で経理になると会計の勉強していますが税務について勉強をほとんどと言って良いほどしておりません。
悩み:
①仕訳を起こす時に消費税の税区分の選定を感覚でやっていて上司から修正依頼がある。
②上司の会話で聞こえた、税効果会計、損金算入・不算入は聞いた事があるけど、関係する論点ってなんだっけ?これは経費精算?交際費精算?話についていけない。
私からのアドバイス:
簿記では消費税法も法人税法も勉強していないので躓くのは仕方ないです。
資格の全経の消費税法と法人税法を利用して少しずつ勉強して行きましょう。
①消費税の税区分の選定で悩むのは、簿記では勉強していないからです。みんな通る道です。
上司も仕事で忙しい為丁寧に消費税について教えてくれる訳では無いので、自分で少しずつ勉強しましょう。
消費税の申告書の作り方等で勉強するのも良いですが、資格の勉強が好きな方は全経の消費税法の資格で勉強する事をおすすめします。
こちらの資格は実務に活かしやすい資格です。最初は3級か2級からで良いと思います。
こちらを勉強すると実務での消費税の選定の悩みが少なくなりました。
足りない時は都度ネットで調べて補うのも良いと思います。目標があると勉強のモチベーションに繋がるので私はいいなと思います。
②税効果会計、損金算入・不算入で話がついていけないのは、恐らく日商簿記2級で合格の為に税効果会計の箇所を暗記して受かったからでしょう。みんな通る道です。
上司も忙しくて丁寧に教えてくれるわけではないので、自分で勉強しましょう。もう一度日商簿記2級又は上位資格で税効果会計の勉強をし直しましょう。
又、法人税申告書の作り方で勉強するのも良いですが、資格の勉強が好きな方は全経の法人税法の資格で勉強する事をおすすめします。
こちらの資格は実務に活かしやすい資格です。最初は3級か2級からで良いと思います。
こちらを勉強すると実務での法人税の理解を深められます。
目標があると勉強のモチベーションに繋がるので私はいいなと思います。
Excelについて
経理実務では、上司からこのExcelのファイルをいつまでに出して欲しい、これを集計して欲しい、既に運用しているExcelファイルの改善を求める事があると思います。
悩み:
MOS検定でExcelを勉強したけど、実務になると思い通りに出来ない。
関数は使い方が覚えてないし、文字列や数値等自分の思い通りに表示されない。
考えてたら時間があっという間に過ぎてしまった、、
私はからのアドバイス:
MOS検定で勉強した後の次のステップに心からおすすめしたい経理実務向きの現場の教科書があります。
MOS検定はExcelにどんな機能があるのか広く学べる点でとても初学者には良いかと思いますが、いざ実務になると自分で考えて使えないって事があると思います。
Excelを触った時間がまだ少ない点もありますが、勉強の教材を変えるだけで劇的に出来るようになります。
私も最初はExcelが出来なくてとても苦労しましたが、この教材に出会って今ではExcelが好きになりExcelで業務改善や集計が苦ではなくなりました。
おすすめの教材
私がおすすめするのは、元大手総合商社の経理部で働かれていた
長内公平(おさないこうへい)さん著書【できる👍YouTuber式Excel現場の教科書】になります。
おすすめポイント:
元大手総合商社の経理部の決算公表や税務室で働かれていたからこそ、経理実務で活かせる内容がとても多い点です。
YouTube動画と書籍の内容がリンクしていて、動画では実際に操作を見ながら、細かい部分は言葉を添えて教えてくれる為、実務での活かし方をイメージしながら学ぶ事が出来ます。
私の経理マン人生を好転させてくれた一冊でした。実際に実務で試せる内容が多く仕事が楽しくなりました。
私がExcelが苦手で悩んでいた時に出会ったのが長内公平さんのおさとエクセルというYouTube動画でした。
今ではユースフルという名前に活動名が変わっております。
非常に分かりやすい説明で今までモヤモヤしていた事がなるほど!と解決していきました。
話し方もとても丁寧で視聴者の気持ちがとても良く理解されている説明です。
この動画に出会って私の人生は好転しました。
今ではExcelに長けているねと上司に言っていただけるようにまでなりました。どんな教え方をされるのかの参考になると思います。
全てはこれらの動画が始まりでした。
下の動画を見たら、モヤモヤしていた事が解決され明日から働き方が変わると思います。
業務効率化について
経理はコスト部門な為、収益を生まない代わりに業務効率化を行っていく部署です。
お金をかけて基幹システムが変わるような社内全体に関わる場合や、経理部内や個人で残業時間を減らそうと取り組む必要がある場合もあります。
個人目標シート等にも残業時間削減等の目標を記載した事は無いでしょうか。
悩み:
個人目標シートに残業時間月〇時間削減ってとりあえず目標には書いたけど、正直個人の力じゃ目に見えて削減の成果何て出ないよな、、。
私からのアドバイス:
経理はルーティン業務が多い職種で、Excelは毎日のように使用していますのでExcelVBAを少しずつ勉強して行きましょう。手作業で動かしているExcelのルーティン業務をVBAで自動処理出来るようになります。Excel業務が多ければ多いほど目に見えて効率化出来るようになります。
VBAって難しそうと思われる方もいると思いますが、本だけの勉強では無く、動画で学べるVBAなら細かな疑問点等の分からない部分も理解しながら勉習を進められます。
私は一度VBAを興味本位で勉強でした時は挫折しましたが、これからご紹介します本×YouTubeで学ぶVBAに出会って使えるようになりました。
いくつか本を見ましたがVBAを勉強を始めるには最高の一冊だと思います。この本なら挫折しないで学べると思います。
たてばやし淳さん著者:EXCEL VBA塾
初心者目線でとても分かりやすいです。動画と書籍が連携して学べる為、文字のみの書籍よりも非常に分かりやすいです。
疑問に思う分かりづらい場所も教えてくれる為疑問点を解消しながら勉強を進める事が出来ます。学んだ内容はすぐに確認問題で復習も出来ます。
新しく学んだ事は実務ですぐに活かせる内容がとても多いです。
仕事中にこの前学んだあれ使って効率化出来きそう!というように考えるようになります。この瞬間がとてもワクワクしたものになります。
初めて自分で作ったマクロが動いた時はとても感動します。その感動やワクワクした気持ちがどんどん好循環になりもっと勉強したいと気持ちから作れるマクロが増えて行きます。
この本ならそれが出来るようになります!
VBAが退屈な毎日の業務に楽しくさせてくれて、仕事をするのがきっと楽しくなると思います。
you tubeでも無料でEXCEL VBAの動画を上げられている為、本の購入を検討する前にどんな教え方をされているのか見てみるとイメージに繋がると思います。
収益を生まないについて
経理は業績が悪くなれば経費削減活動に主体的に取り組み、又、業績は関係無く常日頃から他部署よりも節約意識を高く持って業務を行っています。
悩み:
上司から経理は収益を生まないコスト部門等と聞いた事がありますが、
そんなに社内で立場が無いのでしょうか、。
私からのアドバイス:
経理の社内での立場は会社によりけりかと思いますが、どこの会社にも経理担当者がいるくらい経理は社内で重要なポジションになります。
収益を生み出す部門では無いけれど、経費削減や税金対策、業務効率化による残業時間削減による人件費抑制等、知識とアイディアを使って出ていくお金を抑える事も収益を生み出すの同じくらい重要になります。
社内での立場を良くするのも悪くするのは社内での貢献度によって関わって来ると思いますので日々自己研鑽に励み、費用削減に貢献したり、他部署からの相談を頼られた時には親身に相談に乗り知識とアイディアで信頼を勝ち取って行きましょう。
まとめ
☑経理は入社したら覚える事があるという事を頭に入れておくと良いかと思います
覚える事が多い為、すぐには活躍するのは難しい職種ですが、少しずつ課題を見つけて努力をしていく事で少しずつ壁を突破して自分なりに解決していく事が出来ると思います。
あくまでも私なりの解決として記載させていただきましたので参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。